Phonout - ROM Tree (63_057)
http://www.2063music.de/index.php?itemid=61
WARPからアルバムを出しているPlaidに似ていると思う、と書いてある。
ぼくはPlaidって聴いたことがないんだけども、これはなかなか良いと思う。
こうゆうのを”テクノらしいテクノ”と、ぼくは呼びたいんだけども異論がありそうだ!
なんとなくなつかしい感じがするかもしれない。たぶん90年代のWARPを思い起こさせるからではなかろうか。
http://www.2063music.de/specials/romtree/
ここで、ROM Treeとはどういうものなのか、説明してくれている。
が、この絵はけっこう気持ち悪いなぁ。
以下、コンセプトの概略です。
ROM Treeというのは、ランダムな記憶の集積で、phonout自身はこれを”ヘンなもん”と呼ぶ。
いろいろな人々が、いろいろなものを、その中から見つけ出す。
たいていの人は、それをパイのように、食ってしまうのだ。
ROM=”リードオンリーメモリ(読み込み専用メモリ)”ではない。
ROM=”ランダムオンリーメモリ(無作為に読み込むメモリ)”なのだ。
ROM Treeはいろんなものからできている。
たとえば、陶磁器とか粘土とか絵の具とか石鹸石(彫刻等に使われる滑らかな感触の石)とか、ロウとかカミソリの刃とか、紙とかヘッドホンとか、苔とか木とか接着剤とか。
phonoutの音楽も同様に、それぞれあまり関係のないランダムな(音の)かけらによって成り立っている。
しかしそれらは現在使用中のメモリのように、今この瞬間にも読み込み可能な状態にあるのだ。