2007年06月19日

interview with bump foot

日本のネットレーベルBump Footもここで紹介しなくてはならない重要なネットレーベルのひとつであろう。

↓こちらはBump Footの主催者へのインタビュー記事
http://kotatsu.cute.bz/interview/


”thinnerとGEMAの問題”について話されている。

別の商用サイト?にライセンス登録された曲はロイヤリティを払わなくてはいけないので公開停止することになったらしい。
↓こちらはBump Foot主催者のブログ。thinnerからPheekというアーティストに送られたメールの文面が引用してある。
http://d.hatena.ne.jp/miscellanea/20061220


日本のネットレーベルはクオリティが高いところが多いのに、まだ数が少ない点についても触れられている。

もっと遊びで作ったようなレーベルがたくさんあっても良いのではないか、とのこと。


日本のネットレーベルについてもこれからレビューしていこうと思う。
どんなに小さいレーベルであっても(たとえアーティストが主催者1人しかいなくても)、活動的で発展の余地を感じさせるところは取り上げる価値がある、と考えている。


なにか取り上げて欲しいレーベルがある方はぜひお知らせください。
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2007年06月16日

el surco argentino

unfoundsoundというネットレーベルがある。
アメリカ・フィラデルフィアとフランス・マルセイユにオフィスがあるのだそうである。

foundsoundという名前でアナログをリリースし、unfoundではMP3をリリースしている。

"un field"というページではサンプリング等、自由に使ってよいフィールドレコーディングの作品が掲載されていてなかなかおもしろい。

unfoundsoundはしっかりと紹介しなくてはいけないレーベルだが、今回はリリース紹介のみ。


omar salgado - "oberysco"(unfound31)

http://unfoundsoundrecords.com/

(直接リンクが貼れないので、"un release"と書いたところをクリックしてみてください。)


オマル・サルガドというアルゼンチンのアーティストの作品で、なかなか良い。
クリック的なミニマルだがリズムの上に乗るサウンドが独特である。



以下、unfoundsoundによる紹介文の訳。


unfoundsoundはアルゼンチンのアーティスト、オマル・サルガドの2nd epをリリースする。

今度のリリースはディープでクリック的な、美味しいミニマルである。

unfoundsoundでのデビュー作とくらべると少々異なり、"obelysko"にはグルーヴを感じさせるリズムの上に、トリップしたカオスな音が乗る、頭がくらくらするような4つのトラックが入っている。

すべてのトラックにおいて、見事なまでに不必要な音がそぎ落とされていて、DJプレイにぴったりだ。

おそらくオマル・サルガドが世界中をツアーで回っているのを見かける機会はそれほどないだろう、しかし彼が現代における特異なプロデューサーの1人であることは間違いない。

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2007年06月11日

Porn Groove!

なかなかすごいのを見つけてきました。
ポルノムービーがテーマのコンピレーションアルバム。

イージーリスニングorラウンジミュージックという感じであろうか。
かなり笑える曲もあるし、あえぎ声満載の曲もあるし、ディープな曲もある。

2004年、comfort stand recordingsというネットレーベルからのリリース。


Various Artists - Wakka Chikka Wakka Chikka: Porn Music For The Masses Volume 1
http://www.comfortstand.com/catalog/049/index.html


2曲目のMartinibom "The Love God"
6曲目のMr. Juno "Hatesex"
15曲目のThe Funky Filter "The Porn King"
・・・あたりを始めに聴けばおそらく全体の雰囲気がつかめるのではないかと思います。



以下、紹介文をそのまま訳す。

もしもこれまでの人生の中でポルノムービーを見たことがなかった人がいるとしても、世界中のほとんどすべての人々は”ワッカチッカワッカチッカ”がどういう意味なのか、わかっているのである・・・

人々はその言葉を聞いて、それぞれ自分のやり方で”ワッカチッカワッカチッカ”を心の中で解釈する。欲望から嫌悪まで、さまざまな激情を燃え上がらせる。

このCDでは17人のアーティストによる”ワッカチッカワッカチッカ”の解釈が取り上げられている。アーティストたちは、それぞれ独自の文化的あるいは地理的な”ワッカチッカワッカチッカ”な感じがいっぱいの曲を提供してくれた。

美しいセックスシンボルへの賛美からヤリ過ぎを警告するお話まで、世界中の”ワッカチッカワッカチッカ”神話を表現したこの音楽作品の集成は、あなたを”ワッカチッカワッカチッカ”の真髄へと導くだろう。

さぁ、ライトを暗くして、キャンドルを灯して。そしてこのCDをプレーヤーに入れて、あなたの行きたいところどこへでも連れて行ってくれる”ワッカチッカワッカチッカ”の魔法に身をゆだねてみるんだ。

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2007年06月05日

insectorama

insectoramaはドイツのライプツィヒのレーベル。
2006年にマーカス・マシュールによって設立されたばかり。
主にミニマルテクノを扱う。


http://www.insectorama.de/


dynasticというアーティストのkabouter epを聴いたが、わりとディープなミニマルで、多分好きな人はけっこうイケるんじゃないかと思います。
"rube"という曲が非常に素晴らしかった。クラブでも比較的使いやすいんじゃないか。


気になった方はチェックを!


そして、デモに関してはどこかに作品をアップロードして、そのURLをメールに貼り付けて送ってくれ、とのこと。



スペインのminimalnetというネットレーベル紹介ブログでもdynastyに関する記事があった。(ARTEQCUEのlinkに掲載されてたサイトです。)

http://www.minimalnet.org/


力がうまいこと抜けてる、やわらかい、ハウス寄りのミニマルで活力や昔味わった喜びを取り戻させてくれるような音とのこと。

どうもオランダのアーティストらしい。

スペイン語は英語ほどには読めません。相変わらずですが、努力します。
しかし、うまいことアーティストについて表現するもんだなぁ、と思いました。よかったらこちらもチェックしてみてください。
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2007年06月02日

ARTEQCUE NETLABEL

現在、自分のデモをどこかのネットレーベルに送ろうと考えているので
デモを受け付けてくれるレーベルを中心に紹介していこうと思います。

同じようにデモを送ろうと考えてらっしゃる方のお役に立てればうれしいです。


<レーベル紹介>
ARTEQCUE NETLABEL
http://www.arteqcue.de/

2004年設立。
ドイツのレーベル。マグデブルグが本拠地。
サイトはドイツ語と英語で併記されている。
"info"ページによると、もともとアーティストのコミュニティとして発足、後にネットレーベルへと発展。

ぼくの好みではないのだけれども、なかなか渋くてかっこいいトラックがたくさんリリースされている。

ジャズ的なハウス寄りのテクノと言えば良いのだろうか。
的確な表現が見つからない。

myspaceにもページがある。
デモは気軽に送ってくれ、とのこと。
http://www.myspace.com/arteqcue



VERANOというアーティストの"orange people"という曲が非常にかっこいい。

それから、PRIVATE PARTの"germanys next topmodel"も声ネタ中心でファンキーな良い曲。
ラベル:Netlabel
posted by autofocus at 08:30| Comment(0) | TrackBack(5) | レーベル紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月24日

Epsilonlabというレーベル。

Epsilonlabはカナダのモントリオールをベースに活動するネットレーベル。
http://www.epsilonlab.com/main/home/?lang=en

2000年の12月に設立。
当初はミュージシャン、VJ、デザイナーやダンサーの集まりだったのだそうだ。

"news"の7月3日分を読むと、Epsilonlabはベルリンで開催される16回目のラブパレードに参加する、と書いてある。なにやら様々な経緯を経て参加にいたったらしい。しかもRADARというサイトで中継が見られるとのこと。
これはなかなかおもしろそうなので、ゆっくりレポートしようと思います。

デモも受付中。MP3のリンクをe-mailで送れと書いてあります。


<リリース紹介> 
Eloi Brunelle - The Love EP
http://www.epsilonlab.com/main/releases/details.php?lang=en&id=53

Epsilonlabレーベルのディレクターであるイーロイ・ブルネッレさん(すみません、正しい読み方がわからん)による4曲入りのEP。
これはかっこいい。正統派のハウス、になるのだろうか。
ぼくなら、クラブでかかったら確実に踊る。

オススメは、1曲目の”Da Quest”
posted by autofocus at 21:39| Comment(0) | TrackBack(8) | epsilonlab | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年10月11日

リリース紹介(2063music Ruben D'Hers)

Ruben D'Hers "Todo esta en descanso"(63LP004)
http://www.2063music.de/index.php?itemid=16

ルーベン・デルスはなんとベネズエラのアーティスト。
なかなかおもしろい。
ギターが中心、フリージャズ+70'sロック&現代音楽風味のアンビエント。
南米のジャングルの中を探索しているような気分を味わえる。

7曲目"almuerzo(昼メシ)"から8曲目"mi brazo roto(わたしの疲れ果てた腕)"、9曲目”el verdadero dios(本当の神様)"への流れとか、なんかスゴイ。
鬼気迫るものがあって、でもなんか面白くてニヤニヤしてしまう。

アルバム前半部分も良いが、後半になるとより一層カラフルになる。
ぼくは10、11曲目"tres cosas incesantes part1&2(絶え間なく続く三つの物事)"がもっとも気に入った。


最近”ゲバラ日記”を読んでいるのだけども、そのBGMにピッタリだ。

アルバムタイトル"todo está en descanso"は”全てのものが休息に入っている”というような意味。



・・・最後に、他の方のルーベン・デルスのレビューもご参照ください。
http://ch07477.kitaguni.tv/e154598.html
http://yuko1219.jugem.jp/?eid=18#comments
posted by autofocus at 23:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 2063music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

リリース紹介<tonAtomコンピレーション>

<リリース紹介>
v/a - fuenfzig / sechzehn / vier [tonAtom.050]
http://www.tonatom.net/releases/050/

tonAtomの音は少々古臭い感じがする。
だけど”テクノ”というコトバを他人から聞くとつい反応してしまうくらいのテクノ好きの方はこのレーベルをきっと気に入ってくださると思う。

制作に1年以上かかったというtonAtomの50番目のリリースは、レーベル設立4周年を祝って、世界中から集まった16人のアーティストが作った16のトラックをミックスしたコンピレーションアルバム。

これがバラエティーに富んでてなかなかおもしろい。
とくにオススメは36分30秒あたりからはじまる曲。多分、DJ eraldine "elektr@"だと思う。
かなりYMOなニオイがするのでぜひ聴いてみてください。


http://tonAtom.net - label - online - non-profit
 - elektro - ambient - experimental

2006年10月09日

tonAtomという名前のレーベル

kaZoooがThinnerからリリースしている"Palermo Beats"の紹介文の中に、tonAtomレーベルという名前が出てくるので調査に行ってまいりました。
良質のテクノを配信する非常に良いレーベルでした!


<tonAtom>

http://tonAtom.net - label - online - non-profit
 - elektro - ambient - experimental


バナーをクリックするとtonAtomレーベルのトップページへ飛びます。

tonAtomは2002年の3月、matthias reinwarth(マシアス・ラインヴァルスと読むのだろうか)によって設立されたドイツのレーベル。エレクトロやアンビエント、エクスペリメンタルなトラックだけではなく、ミュージッククリップや映像作品も扱う。

以下、tonAtomのレーベル運営方針の要約。

tonAtomは旧来の商業的なレーベルからコンタクトを受けることがある。
だがわたしたちはこれからも非営利目的の活動にとどまるつもりだ。

tonAtomはいわゆる”mp3のポータルサイト”ではない。オンラインレーベルというものは多数派の好みに基づいた媒体や旧式のメディアからは距離をおいて、才能のあるアーティストを探したり、才能のあるアーティストをプロモーションできるところに意味があるとわたしたちは考える。

tonAtomはそのウェブサイトを通して、日営利目的のcd/epリリースを活動の主体とする。
これにより、わたしたちは(エレクトロ・アンビエント・エクスペリメンタルといったジャンルの)レコードをリリースすることを基盤とするカルチャーに取って代わる新たなもうひとつのカルチャーを作り出すのだ。



<リリース紹介>
kAzooo"chemical welfare"[tonatom.009]
http://www.tonatom.net/releases/009/index.html

なるほど、こうゆうのを”クリックハウス”というのか。
ぼくも少しわかってきたぞ。
オススメは2曲目"chemical welfare"、気分が落ち着きます。
しかしこのタイトル、どう訳せばいいんだろう。”化学の福祉。”
posted by autofocus at 23:00| Comment(0) | TrackBack(1) | tonAtom | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニュース

もうご存知かもしれませんが、リンク切れになっていたtokyo dawn recordsが帰ってくるらしい。
http://www.tokyodawn.com/

tokyoと書いてあるけども、ドイツのレーベル。
ネットレーベルという存在を知ったのがごく最近なので、まだ名前しかしらないのです。

ニューリリースのところの一番上に"4th Disciple&Hell Razah(Wu Tang Clan)"と書いてある。
ヒップホップにさほどくわしくはないのだけども、Wu Tang Clanと言われるとかなり気になってしまうではないか。

だから調べてみた。

まず4th Discipleはウータンクランの2ndアルバムの制作に関わって名前をあげたプロデューサー。KILLARMYやSUNZ OF MANが主な参加グループ。GZAとキラー・プリーストの曲”BIBLE”のプロデュースでも知られている。
そしてHell Razahはキラー・プリーストとともにSUNZ OF MANのMCをつとめている。

SUNZ OF MANの曲は、人の死や罪など宗教・精神性のつよいダークなものが多いのだそうです。アマゾンで試聴できます。

聴いてみたけど、んんーウータンクランだなー、という感じでした。


これがネットレーベルtokyo dawn recordsのリニューアル第1弾の2枚組みコンピレーションに本当に参加するのであれば、なかなかおもしろいことになりそうだ!
posted by autofocus at 11:57| Comment(100) | TrackBack(63) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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